こんばんは。
もうだいぶ暑くなってきましたね。
ゴールデンウィークも近くなってきて、そろそろ気が抜けそうな時期ですね。
そんな時期にアレですが、今日は交通事故の死亡者数について調べてみました。
交通事故っていっても、今は歩道も信号も交通ルールも自動車側の安全性もかなり改善されているので、もしかするとあまり関係のない話に聞こえるかもしれません。
痛ましい交通事故のニュースなどがあっても、あまり自分に起こりうることだと、実感は湧かないかもしれません。
それもそのはずです。
下記のグラフをご覧ください。これは交通事故の死亡者数を年間ベースで集計したものです。
日本の交通事故死亡者数の最悪の時期は、下のグラフには出てくるもっと前、昭和44年〜46年の3年間で、毎年年間16000人以上が亡くなった時です。この頃は戦後高度成長の時期で、車の普及に道路交通のルールが追いついていなかったことが主な要因とされています。
その頃から比べると、下のグラフではかなり人数が減っていますね。平成19年(2007年)の5,796人からほぼ毎年下がり続けて、平成30年(2018年)には3,532人まで減ってきています。
(縦軸 単位:人)
(出典:政府統計「平成30年中の交通事故死者数について」)
これをみると、かなり改善が進んできているということが分かりますね。
では、死亡者数ではなくて交通事故の件数を見てみると、どうなっているのでしょうか。
下のグラフをご覧ください。
(縦軸:単位 千件)
(出典:政府統計「平成30年中の交通事故死者数について」)
やはり、交通事故の件数もかなりへってきていますね。上のグラフの期間だけでも、この11年間で半分近くになっています。
事故自体が減っている。死亡事故も減っている。
では、もう一方でガンの死亡者数についても見てみましょう。
年間でどれくらい死んでいるのでしょうか。
なんと、373,334人です(出典:国立がん研究センター「人口動態統計によるがん死亡データ(1958年〜2017年)」)。
交通事故の約100倍の死亡者数です。
単純比較はできませんが、今後人工知能が普及し自動運転が普通になると、交通事故はもっと減るでしょう。
一方、ガンによる死亡者数は、毎年増えています。
今、人類が主に戦っているのは戦争でもなく交通事故でもなく、疫病などでもなく、「死の克服」なんだということがなんとなく分かりますよね。
ガン細胞との戦いも、これまで人類が克服してきたように、いつか終わるのではないかとうっすらと期待しましょう。