こんばんは。
今日は昨日のつづきで、日本人の平均給与がどうなってきたのかを見てみたいと思います。
いきなりですが下の表が全てです。
これは、主要OECD加盟国の平均給与の時系列データを、1990年を1とした指数に換算して長期時系列をとったものです。
日本がどこにあるか、分かりますか??
(出典:OECD Data Average wages より筆者作成、平均給与30000ドル以上の国を主としてピックアップしている)
そうです、一番下の1.00 付近をずーっと這いつくばっている折れ線グラフ(JPN)が日本です。
ほぼ同水準のイタリアを除き、主な先進国はすべてこの30年間で給与水準を伸ばしてきていますが、日本はほぼ横ばいであり、ほとんど給与は増えていないのです。
日本国内だけを見た場合、なんだかんだで一定水準を維持できているからいいじゃないか、という見方もできると思いますが、世界と比較した場合、「横ばいじゃまずかったんじゃね?」ということになるのです。
今のままで良いわけがないのです。
他国にどんどん抜かされ続けているこの事実をまずは頭に入れましょう。