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ロジカルシンキングが発想を刺激する

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こんにちは。

今日は読書の内容というよりは、このブログのテーマの一つでもある「つながる思考」について考えたいと思います。

 

よく、ロジカルシンキングなどで出て来る「帰納法」「演繹法」ってありますよね。これらは通常、論理的に物事を考える時の一定の構造として理解されていると思います。

 

そして、ロジックというのはどちらかというと左脳的というか、発想やひらめきとは真逆の世界のように思えます。

 

「あの人は論理的だ」「この人は天才肌で、発想のひらめきがすごい」、、、よくこういう人物評ききますよね?

 

そういう時、だいたい「理屈っぽい」「論理的」グループと、「ひらめき」「発想」グループとは2項対立の関係で把握されていると思います。

 

このように、ロジックの世界とひらめきの世界は相対する存在だ、という認識が広まっていると思います。

 

ところが、です。僕は、これら2つは密接につながっているというか、一つの地続きにあって、境界線を通じて接していると思っています。

 

2項対立のように離散的に相対する概念ではなく、むしろ境界線を通じて接してて、連続的にその間が分布している。

 

具体的な例で考えてみましょう。

 

例えば今、「ガムの新商品を開発している」としましょう。

 

なんだか創造的なお仕事っぽいですよね。新しいガムを開発するんだから。

 

ひらめきと発想が求められる世界のように思えます。もちろんそうなんでしょうけども。

 

そして、あなたは人を集めてブレストしてみようということになりました。

 

どんなガムがあり得るか?について。色々な意見が出てきたとします。

 

「◯◯な味」「△△な味」「〜〜な匂い」「・・・な匂い」など。

 

まあ、他にもあるでしょうけど説明のため簡略化します。

 

そこで、あなたは気づきます。

 

 

「これって、五感じゃね?」と。

 

「味覚」「嗅覚」が出てきたわけですね。

 

これらの個別情報から帰納的に「五感」が出てきたわけです。

 

論理的ですね。

 

そしてそこから、残りの五感である「聴覚」「視覚」「触覚」が出てきます。

 

ここも論理的。

 

絵に書いてみると、下のようになりますね。

 

 

 

そして、あらためて考えてみるのです。

 

「聴覚」+「新しいガム」、、、、一体なんだ?

「視覚」+「新しいガム」、、、、なんだろう?

「触覚」+「新しいガム」、、、うーん、ガム触りたいか??

 

みたいな感じです。

 

普通に考えると、違和感しかありませんね。

 

しかし、これでいいのです。

 

普通に考えていたら思いつかなかったような上記の3つを思いついて、少なくとも発想の幅を広げることができたわけですから。

 

この時点で発想がジャンプしています。

 

アイデアを思いつきたい時に、ロジックを使ってアイデアの発想の幅を拡げることができます。

 

もともと2項対立の概念として把握されている感のある「論理」と「アイデア」ですが、上記のように一つの地続きになっていて、境界線を挟んで繋がっていると思うんですよ。

 

だから、「自分は論理的なほうだから、アイデアは苦手」という人が多いと思いますけども、必ずしもそうではないと思います。

 

得意な論理を使って、他の人ではおもいつかないようなアイデアを思いつくことだってできるんだと僕は思っています。

 

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