本と本の新しいつながりを探そう

Great Readers Labo

今日の数字

今日の数字〜日本人サラリーマンのお小遣いはいくら?

投稿日:

こんにちは。

 

今日は「お小遣い制」について数字を見てみたいと思います。

 

「お小遣い制」といった場合、一般的には家庭でどちらが財布を握るのか、それは奥さんなのか旦那さんなのか、という論点はご結婚されている方ならよくわかるところですよね。

 

家計の財布を握っているのは一体誰なのでしょうか。実際にデータをみてみましょう。

 

auが実施した家計に関するアンケートによると、妻が一括管理しているパターンが一番多くて37.5%です。この場合はいわゆる「小遣い制」導入が前提と考えていいでしょう。一方「共同管理」は小遣い制の場合もあれば、共同管理以外の自分の収入は自由と言う場合もあると思われ、なんとも言えない感じかと思います。

 

 

(出典:KDDIが実施したインターネット調査より筆者作成, https://www.au.com/finance/life-insurance/newlife-money/management/)

(【調査概要】調査タイトル:家計に関するアンケート/調査期間:2016年8月12日~8月16日/調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:既婚(結婚3年目まで)の25~39歳の男女で、結婚当時に妊娠またはお子様がいなかった方 400名 ※KDDI調べ)

 

まあなんとなく想像はついていましたが、夫が管理するケースは非常に少なく、15%しかいないという結果になったようです。

 

これは自分の周りの状況を見ても納得です。私自身は小遣い制を導入していませんが(少数派の「夫が管理」です)、周りは小遣い制がメインと言っていいレベルで多かったように思います。

 

まあ、感覚的にはなんだかんだで結婚している男女1世帯を1カウントとすると、世帯の半数以上は小遣い制を導入しているのでは?と私は思っています。のちにご紹介する新生銀行の調査によると、2018年の男性会社員のアンケート結果によるお小遣い制の導入率は、61.7%になっています。(男性既婚者751人へのアンケート調査結果)。

 

まあ、おおむね既婚者男性であれば3人に2人はお小遣い制だということですね。

 

さて、では小遣い制を導入しているとして、一体いくらくらいが相場なのでしょうか。スマホでサクッと「お小遣い いくら」とか、検索したことがある人も多いでしょう。

 

新生銀行が出している「2018年サラリーマンのお小遣い調査」をみてみましょう。

 

(出典:新生銀行「2018年サラリーマンのお小遣い調査」より筆者作成)

お小遣い制の家庭で、お小遣いの金額は平均で39,000円とのことです。男女別とか世代別とか推移をみると細かいところを言うと微妙な差異はあるのですが、まあざっくり見ると日本の家庭でお小遣い制を導入している場合、お父さん(or お母さん)の小遣いはだいたい月40,000円だということです。

 

う〜ん、ちょっと少ないような気もしますが、、、

 

そもそも小遣いには何が含まれているのでしょうか。

 

サラリーマンならスーツ代だった必要だし、カバンが古くなると交換しないとみっともない。靴だってベルトだってネクタイだってシャツだって全部必要です。

 

飲みに行くこともあるでしょう。そもそも昼食代は小遣いなのか?

 

その辺りも疑問として出てきます。(私は小遣い制ではないのでこの辺の感覚が分かりません)

 

しかしどうやらお小遣いの定義にはお昼ごはんは含まれているようです。

 

下のグラフを見てみましょう。

 

(出典:新生銀行「2018年サラリーマンのお小遣い調査」より筆者作成)

 

ちなみにこれらはアンケートの結果をまとめたものではありますが、サンプル数が1000を超えているので、母集団全体(=日本にいるすべての給与所得者、男女含む)を推定するにあたって一定の信頼があると考えられます。

 

このグラフを見て思うのは、サラリーマンの昼食代はワンコイン+αくらいが平均だということです。

 

みなさんはいかがでしょうか。

 

大都市の都心に近いところでお仕事されているかたは、外食でこの水準に収めるのはなかなか困難でしょう。お昼になると都心のビルのコンビニに長蛇の列ができるのも頷ける話です。

 

これを毎日続けると、1ヵ月でおおよそ1万2千円前後になります。お昼ご飯代だけでもうお小遣いの30%を使っていることになります。

 

さらに、全員がほぼ必ず支出しているであろう携帯代の毎月支出額は、同資料によると月々8,500円程度になります。

 

そうすると、お昼ご飯と携帯代でお小遣いの半分以上を使っているという計算になります。

 

あとの2万円弱は飲み物代だったり、たばこ代だったり、同僚と酒を飲みに行くとか、そのあたりになりますね。

 

その辺を入れると残りはほぼないという形になります。

 

これが日本の大多数のサラリーマンのお小遣い事情なのです。

 

そこまで切り詰めて?貯めたお金を何に使うのかというと、ほぼ貯金になっているということも「日本の富裕層の実態やいかに?」で見たように、死ぬ直前まで貯金として貯め込んでいる節がうかがえます。

 

う~ん、もっと使っちゃっていいんじゃないのかな?と個人的には思うのですが、やはり老後の不安が強くもたげているのでしょうか、、、

 

 

 

-今日の数字

Copyright© Great Readers Labo , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.