こんにちは。
今日は世界の平均寿命をみてみようと思います。
日本は長寿の国、と言われていますが実際はどうなのでしょうか。
また、逆にいわゆる発展途上国はどうなんでしょうか。実際そういう海外の国々に行ってみると、50歳の人いるの?っていうくらい平均年齢が若そうな国もあったりして、みんな一体何歳で死ぬんだろう?と不思議に思ったりしたことがあります。
まあ、そんなところも合わせてみてみましょう。
まずは国別に見た世界の長寿国ランキングです。下の表は、世界銀行が公表している世界各国(各地域も含む)の平均寿命と人口のデータです。
(出典:The World Bank 「life expectancy at birth, total」より筆者作成)
世界1位の国は、なんとサンマリノです。イタリアの中にある世界で5番目に小さな国です。たぶん日本にいればほとんどの人は知らない国だと思うので、下にGooglemap載せておきました。
まあでも実際人口が3万人くらいしかいないので、長寿とはいえ母集団が少ない気がしますね。年度も2012年で古い。
2位の香港のほうが世界一位感はあります。
その次が日本で、84.1歳。これ、男女平均です。統計的に男子よりも女子の方が長生きしますので、女子はさらに平均年齢は上、ということですね。同じデータで調べてみると、2017年時点のデータで女性の平均寿命は87.26歳です。男性は81.1歳。
ほんと?っていうくらい、長寿ですね。
女性はそのうち90歳に突入しそうです。
他の国を見てみると、おおよそ先進国といわれる国が入っていますね。意外なのが、アメリカが入っていないことです。
あと、人口が14億人を超える中国と、インドはどうなっているんでしょう。下の通りです。
(出典:The World Bank 「life expectancy at birth, total」より筆者作成)
インドは、まあなんとなくわかるような気がします、、、人が多すぎて、なんというか、、若い人の命が軽いような気がします。。写真は載せませんが、「インド 電車 満員」で画像検索してみてください。目を疑う光景がたくさん見れることでしょう。
まあ、そら死ぬわな、、、という感じです。
今度は逆に、ワースト20位を見てみましょう。
(出典:The World Bank 「life expectancy at birth, total」より筆者作成)
なんと、地域的に見るとワースト20位はすべていわゆる「サブサハラ」地域の国々です。要は、アフリカです。一応wikipediaを見ると、下記のような定義になっています。
アフリカはまだまだ平均寿命が50歳代の国が多くあります。
衛生面だったり、HIV感染率が高く(ワースト20位には入っていませんが、南アフリカ共和国は15歳~49歳のHIV感染率は18.8%(出典:The World Bank 「Prevalence of HIV, total,% of population ages 15-49」)にもなります)治療も行き届いていない現状から、こうなっているのでしょう。
しかしながら、長い目で見てみると1960年代には例えばワースト4位のナイジェリアの平均寿命は36歳だったのです。それが、この60年余りで53.9歳まで伸びているのですから、すごい進歩してきているとみることもできます。
実際に数字で見てみると、いろんなことが分かりますね。
今日はこの辺で。