こんにちは。
今日は少し話題を変えて、「アイデアメーション」にまつわるちょっとした数字をご紹介したいと思います。
「アイデアメーション」というのは、「スウェーデン式アイデア・ブック」の著者、フレドリック・ヘレーン氏の造語で、「idea」+「information」を組み合わせたものです。
なぜアイデアとインフォメーションをくっつけてしまったのでしょうか。
よく分かりませんよね。
アイデアは情報である、と言われても、、「はあ、まあ価値のある情報ではありますよね」と、まあそんな感じで思っちゃいますよね。
著者がこの造語で意図しているのは、むしろ「アイデアといっても、単なる情報に過ぎない」という面です。
単なる情報とは、誰でもすぐにアクセスできるような、あまり希少価値のない情報のことです。
ちょっとネガティブなイメージですが、著者の言い分としては、「アイデアというのは出せと言われるとだいたい誰もが5つくらいは出せる。でも、その5つは大抵誰でも思いつくものに過ぎず、単なる情報に過ぎない。よって価値も低い。むしろ、アイデアが価値を持つのはその5つくらいアイデアを出した後にさらに苦しみながらひねり出したもののなかにある。ゆえに、アイデアは数を多く出さないとその質が担保されない。」ということです。
要するに、とっておきのアイデアを秘蔵していても何の意味もなく、むしろ質が低くてもアイデアをいろいろと出し、量を求めたほうがよりいいアイデアにたどり着ける可能性が高い、ということだと思います。
アイデアを出し合っても、せいぜい最初の5つくらいは誰でも思いつくものになりがちなので、それを超えた量をこなした時に、本当に価値のあるアイデアが出てくるのだということですね。
ということで、今日の数字は”5”でした。
何か、アイデアを考えるときは最初の5つは捨てましょう。それ以上考えて初めて、いいアイデアが生まれるんだ、と。